毒親からのモラハラ…それでも介護する?境界線の引き方

毒親

こんにちは、アイです。
今日は、少し胸が痛くなるテーマかもしれません。

「親からのモラハラ」
それでも、いざ介護が必要になったとき…
あなたはどうしますか?

「やっぱり助けないとダメ?」
「また心が傷つくのが怖い」
そんな葛藤を、心に抱えている方へ。

今回は、「親子の境界線」の引き方について、
一緒に、やさしく考えていきましょう。

動画解説

■ なぜ今、心が苦しいのか|“過去の傷”と“今の現実”

子どもの頃、何をしても否定された。
感情をぶつけられ、支配され、
「お前のせいだ」「役立たずだ」と言われ続けたあの日々。

大人になって距離を取ってきたのに、
今、親の介護という現実が、
またその関係を引き戻そうとしている。

心のどこかで叫びたくなる…
「どうして、私がまた傷つかなきゃいけないの?」

でも、世間はこう言うかもしれません。
「親なんだから、見てあげないと」

その言葉に、胸が締めつけられていませんか?

■ 「助けること」と「自分を守ること」は両立できる

まず、大切にしてほしいことがあります。

あなたが「助けたい」と思えないのは、自然なことです。
これまでに受けた心の傷は、
簡単に忘れられるものではありません。

そのうえで、ひとつ覚えておいてください。

介護には「フルサポート」だけが正解ではありません。
「必要最低限の支援だけする」「他者に任せる」「制度を使う」
これも立派な選択肢です。

■ 境界線の引き方|自分を守る3つのステップ

では、どうすれば「心を守りながらできる範囲」で
親と向き合えるのか…。

ここで、3つのステップをご紹介します。

【ステップ1】「できること」と「できないこと」を書き出す

たとえば…

  • ✔ 市役所への相談はする

  • ✔ 介護保険の申請は手伝う

  • ❌ 毎日の介護はしない

  • ❌ 親からの暴言には応じない

まずは、自分の「線引き」を、紙に書き出しましょう。

【ステップ2】制度・他者の力を借りることを正当化する

「自分がやらなきゃいけない」という思い込みは、
一度、横に置いてみてください。

地域包括支援センター、ケアマネジャー、福祉サービス…
頼れるものは全部、使っていいんです。

むしろ、社会はそのために制度を用意しています。

【ステップ3】心の中に「NOと言える自分」を育てる

親からの理不尽な言葉に、
これまで言えなかった「NO」。

これからは、少しずつでいいんです。

「私はそこまでできません」
「他の人にお願いしてください」

言葉に出すのが怖ければ、
まずは心の中でイメージトレーニングから始めましょう。

■ 「愛がない人」に愛を求め続けてしまう心の罠

もしかしたら、あなたの心のどこかに、
ずっとこんな想いがあるのかもしれません。

「いつか、親が私を認めてくれるんじゃないか」
「一度でいいから、“ありがとう”とか“よく頑張ったね”って言ってほしい」

でも、残念ながら…
「愛をくれない人から、愛をもらおうとすること」は、
あなたを、もっと苦しめてしまいます。

これは心理学でいう「承認欲求の強迫サイクル」です。
ずっと傷ついてきた人ほど、
「次こそ」「今度こそ」と、
無意識に“親からの承認”を追い求め続けてしまう…。

だけど…
それは、もう終わりにしてもいいんです。

■ 「親に認められなくても、自分を認めていい」|心の解放に向かって

あなたの価値は、
親がくれるかどうかで決まるものじゃありません。

これからは、
「親からの承認」ではなく、
「自分自身で、自分を承認する」という道へ。

たとえ親が変わらなくても、
あなたは、もう自由になっていいんです。

そのためにはまず、
自分の心の痛みや怒りに気づいてあげること。

「私は、こんなにも傷ついてきたんだな」
「ずっと、認めてほしかったんだな」

その気持ちに、やさしく寄り添ってあげてください。

【まとめ】

あなたの心は、
ずっとずっと、頑張ってきました。

無理に許さなくていい。
無理に優しくならなくていい。

大切なのは、
「これ以上、あなた自身が壊れないこと」です。

どんな選択をしても、
アイは、あなたの味方ですからね。

これからも、一緒に、少しずつ進んでいきましょう。

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